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 November 2001 〜2001年11月〜

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奥様はスピーチがお好き。 Multiple standard.

 George W. Bush の妻 Laura Bush の先週末のラジオ演説に続いて,こんどはイギリスの首相夫人 Cherie Blair が Afghanistan の Taleban 政権を女性の人権抑圧で非難している。 オモテムキは「戦争の相手は Afghanistan や Islam ではなく terrorist 」と言ってイスラム諸国をなだめているダンナたちが口にするとカドがたつので,夫人たちに代弁させているんだろう。

 Taliban(BBC は Taleban と表記)統治下で女性たちが職も教育も医療も奪われ極端に不平等な扱いを受けていたのは有名だから,言っている内容そのものは「ごもっとも」なんだけど。 なんでわざわざこの時期に?・・と考えると,要するに米英が「自分たちの価値観と極端に違う価値観が地球上に存在するのは不快」というホンネを見せはじめただけなんだろう。

 そんなにアフガン女性の人権抑圧を憂慮しているのなら,なぜ「9月11日」以前に声をあげなかったの? まじめに他国の女性の人権を考えているのなら,なぜいまだに参政権すら与えられていないアンタたちの同盟国 Saudi Arabia はじめイスラム数か国を同時に非難しないの? それとも他国の女性は政治には口出しする必要はなくて食料と教育と仕事さえ与えられれば満足していろというコトなの?

 軍事・経済大国の首長やその夫人であるというだけのアンタたちに,地球の保安官にも道徳教師にもなってほしくはありません。 法はすべての人に平等に適用されるべきだし。 [2001/11/20]

 

「多数は正義」 Anything they want.

 衆議院議長の私的諮問機関の答申とはいえ,かなり気になるニュースを見た。 「辞職勧告決議案が可決された議員の身分はく奪を可能に」したいラシイ(「衆院改革: 辞職勧告で身分はく奪 倫理基本法制定求め 調査会 - Mainichi Interactive 11月19日 <http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200111/19/20011119k0000e010037000c.html>)。 発端は汚職事件で起訴されて辞職勧告されたのに辞職を拒否して居座っている某議員の件というコトになっているけど,これは極言すれば「多数派(与党側)の意に添わない議員をクビにする」ことが可能になるわけで,国民が選挙で選んだ代弁者の口を政権が封じる(ウソでもなんでも何かスキャンダルをでっちあげさえすればいい)手段を与えるのに等しい。

 民主主義(democracy)の原意は「人々による統治(demo = people, cracy = ruling)」であって,「代議士による多数決」はそれを実現するひとつの手段にすぎない。 いまの日本の選挙制度そのものが民意を反映していない不平等なものである点を除外したとしても,選挙でえらんだ代議士に国民は「すべてを白紙委託」したワケではない。 日本は「法治国家」「三権分立」というコトになっているのだから,国会に「公選された公務員の身分を裁判所の判決を待たずに剥奪する」権利なぞ与えるのはとんでもないコト。

 狼はいつも羊の皮をまとってやってくる。 あまりに破廉恥な議員が多いからこの答申も「もっともだ」と思いたくなるけど,「悪を罰する」という口実で制定された法律が運用で「口封じ」に転用(というか本来の目的として適用)される危険は,過去の「治安維持法」をひきあいに出すまでもない。

 それとも「おカミの言うがまま」のほうが自分で何も判断しなくてすむから,みんなそっちのほうがイイってコトなのかな? ヽ(。_゜)ノオイラはイヤですー [2001/11/19]

 

 

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