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 北キプロスの危険な休日 - A UN staff saved Ponpoco.

  

1. コトの発端 - What invited me there?
2. 情報を集める - Getting there and around.
3. 顧客不満足 (*`´) - Customer unsatisfactory company.
4. 月夜の入国 - Ercan airport at midnight.
5. ギルネの安宿 - Good night in Girne.
6. 情けはヒトのためならず - Help me, please.
7. さよなら北キプロス - I enjoyed my trip.
 
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7. さよなら北キプロス - I enjoyed my trip.

イスタンブールに向かうフライトが朝早いので
最後の夜はなるべく空港に近い町に宿をさがす予定だったのに
そんなこんなで,結局ギルネの町にもう1泊することになった。

レンタカーのオフィスから歩いて数分のところにある
「Grand Rock Hotel & Casino」という
けっこうキレイなホテルにチェックイン。
クレジットカードはVISAと○○(忘れた)しかダメ・・のくせに
VISAを出したら,なんだかガチャガチャやっていて
 「認証用の電話がつながらないから,他のはないか?」
だと。
 「ない」
と言うと
 「明朝チェックアウトするまでに確認するから
  それまでカードを預かっておく」
なんて言いだす。
内心「バカヤロー」と思いながら
 「いや,時間はあるので待たせてもらう」
とロビーのソファにすわって,フロントの人の動きを見守る。

安宿のパスポート騒ぎといい,この宿といい
旅行者の命の次に大事な書類やカードを
しゃーしゃーと「朝まで預かる」と言う神経が信じられない。

 ふと,宿の支払いのときに置き忘れたクレジットカードを
 車で追いかけて空港のロビーまで渡しに来てくれた
 パプアニューギニアのバニモ(Vanimo)という小さな町の
 ホテルのフロントのおねーちゃんを思い出す。

 もしかしたら,オイラが疑り深すぎるだけなのかもしれない。

少し待つと,認証が取れたようで
無事にカードを返してもらう。
部屋に入ると,エアコンが効いていてキモチいい。

荷物を置いて,とりあえず鍵だけ確認して
いつもの「一人避難訓練」へ。
ふむふむ・・非常階段の途中にリネンが山積みされているけど
階段が広いから・・まぁダイジョブか。
地上への出口は1階ではなくて・・
中2階から狭い外階段を下りて路地裏に。
どこにもカギがかかっている扉はない・・っと。
よしよし。 90点。 合格。

さぁ〜っ,さっそくシャワーだぁ♪
・・と,汗まみれの服を脱ぎすてて
シャワーの温度調節をして・・ふと見ると・・
えっ!?・・バスルームにもクロゼットにも・・どこにもタオルがないっ!!(T▽T)
フロントに電話して,また服を着なおして待つ。
いちどボーイが「ホントにないのか」と確認に来てから
ルームメイドがのんびりタオルを持ってくる。
うーむ・・。


昼メシ抜きだから,モーレツに腹がへってる。
近くの安食堂で「Chicken Shish」とかいう
鶏肉の焼いたのと野菜のセット(?)を注文して
お約束どおりビールで ( ^_^)/□☆□\(^_^ ) カンパイ♪

きょうもイロイロあったけど。
終わってみれば楽しい休日だったぁ〜♪\(⌒∇⌒)/

部屋に帰って横になったら
明かりも冷房もつけっぱなしで
前後不覚に眠りこんでしまった。
(じつは・・晩メシ食いながら,すでに半分寝てた・・^^;;)


ふと気づくと,夜中の2時。
朝は4時出発だから・・起きちゃいましょ。
シャワーあびて荷造りすませて
何枚か絵はがき書いているうちに,もう4時。

チェックアウトして,タクシーを呼んでもらう。
(チェックインの時に言っておいたハズなんだけどなぁ・・)
暗闇の中からベンツのストレッチリムジンが来てビビる。
空港からのタクシーといい,なんてすてきな国なんでしょ♪

空港までの運賃をきいたら・・1000万リラ。
なぁ〜んで空港から来たときよりも安い!?
やぱ・・あのときの Tourist Info.のねーちゃんと
タクシー運転手は「ぐる」だった・・に違いない・・ (#`´;;) 

早朝でガラガラの道をベンツは風のようにつっ走って
あっというまにエルジャン空港に着く。
空港の入口に検問所がある・・成田みたい・・!?


空港に入ると,売店の先にいきなしセキュリティゲートがある。
チェックインカウンターの手前で手荷物まで検査されたなんて,はじめて。
受け取った搭乗券は,銀色印刷のタテ長のカッコいいカードだけど
座席番号以外に日付も便名も何も書いていない。
いーのか?

その先,パスポートコントロール(出国審査)に入るところにも
迷彩服の軍人(?)が見守るセキュリティチェックがある。
出国審査では,パスポートを1ページづつナメるように見て
貼ってある写真とオイラの顔とをしげしげと見くらべられる。
うっ!!・・それはぁ・・
4年以上前の,まだ若かったころの写真だからぁ・・( ̄ー ̄;;)

早朝5時だというのに,出発ロビーには
免税店3軒とスナックバーカウンターが営業している。
2年前,パプアニューギニアからの帰りに
朝6時にトランジットで着いたらどこも店が開いてなくて
乗継ぎ便のチェックインカウンターが開く数時間後まで
トランジットエリアに閉じこめられて,お茶することさえできなかった
某経済大国の人工島空港(空港コードKIX)とは,エラい違いやね。

AXESSの情報では,乗る予定のトルコ航空1265便(6:00発)が
いちばん早い便というコトになっていたけど
空港に来てみると,その前にもたくさん便がある。
イスタンブール航空(Istanbul Airlines)とか
キプロストルコ航空(Cyprus Turkish Airlines)とか
たぶんIATA非加盟の(?)会社が,イスタンブールやイズミールといった
トルコ各地への便を持っているようだ。

搭乗アナウンスがトルコ語だけで
しかもゲートに便名がなく行き先だけが表示されているので
トルコ航空に乗るらしい欧米人観光客はみんなアナウンスのたびに右往左往。
もちろんオイラも・・「イスタンブール行き」の表示のゲートの係員に
「TK1265」と書いたメモ用紙を見せて「これか?」と何度も尋ねる始末。
アナウンスはしなくてもイイから
せめてゲートに便名を書いておくれよぉ・・。

先発のフライトが次々に離陸していったあと
他社機の機体に隠れて見えなかったトルコ航空機が姿を現して
ようやく搭乗開始のアナウンス。
トルコ航空の時だけ英語でのアナウンスが入りやんの。
やきもきしてソンしただよ。

搭乗ゲートを入って飛行機に向かうところで
チェックイン荷物の所有者確認(照合)をやっている。
今回は機内持ち込みだけで来たから関係ないけど
知らないでココを通り過ぎちゃうと
持ち主の搭乗していない荷物,というコトで積んでもらえずに
ロストバゲージになっちゃうんだろうね。

定刻より20分ほど遅れて離陸。
離陸後,右に旋回してまわりこんだときに見えた海岸沿いの町は
もしかしたら今回滞在したギルネの町だったのかもしれない。

--

北キプロス。

政治的背景がイロイロあるのは知っている。
トルコ軍が侵攻・占領したことが原因で
住み慣れた土地を奪われ,追われて南へ移住を余儀なくされた人たちが
少なからずいたことは,目を背けてはならない事実。

ただ,それはトルコ政府・トルコ軍・北キプロスの指導者層の責任であって
住んでいる一般民衆を責めるべきコトではない。

公務中の国連文民警察官に救出された(?)オイラは
そんな立場の人が常駐していなければいけない,という事実から
キプロス島は観光地ではあるけれど,たしかに紛争中の地域なんだ・・と
身に危険を感じない程度のリアリティをもって,思い知った。

それを「危険だ」「無謀だ」と言うのなら
アメリカと連合して北朝鮮と戦争中(現在,長期停戦中)の韓国に
観光やショッピングで行くなんて,そんな危険なコト・・って
言わなきゃいけなくなっちゃうさぁ。

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理屈はともかく。

楽しかった。
また行きたい。

「キプロスの首都,ニコシア」

 うにょ!?(。_゜?)
 そゆえば,レフコシア(ニコシア)の街には
 今回はとーとー足を踏み入れていないぢゃん・・。

ま,いーか。 (⌒ー⌒)にこにこ♪


[1999/10/02記]

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